作品紹介
一人で公園にやってきた少年が、シーソーの前で不思議な存在「シソの神」に出会います。偶然の出会いではあったものの、二人は互いを思いやり、時に衝突しながらも、ただただ「シーソーが好きである」という強い想いを貫き通す様子が描かれています。時に、悪気のないことでも、他者を傷付けてしまうことがあるということがシーソーを介した二人の関係を用いて、印象的に表現されています。ここで描かれたシーソーとは、揺れ動く友情や心の様子を表しているとも捉えられるかもしれません。一方で、シソの神はシーソーの神ではないということもまた、残される謎として物語の暗い部分を強調する手法として効果的に機能していると評価できると思います。